コンセプト
レストランという枠を超えて
81は、これまで対等に並び立つことの少なかった二つの世界、ガストロノミーとアートをひとつの屋根の下で結びつけます。ギャラリーはしばしばアートを距離のある場所に置き、レストランはそれを装飾として扱いがちです。81はこの関係を再構築し、料理人、アーティスト、そしてゲストが互いに影響し合い、それぞれの領域を超えて未来を思い描く「生きた体験」として両者を融合させます。
アイデア、素材、時間の瞬間が絶え間なく対話を重ねます。皿とキャンバス、所作と空間のあいだで形が呼応し、表現は双方向に流れ、創造という共通の言語が分野の境界を溶かしていきます。
私たちは文化的な融合のためのプラットフォームです。ここでは食事が儀式となり、創造が分かち合われます。ゲストはまずレセプション兼ギャラリーで迎えられ、季節ごとに変わる展示がその夜の空気を形づくります。その後、12席限定のおまかせシェフズテーブルへと進み、体験はひとつの舞台のように展開します。この垂直の旅路がすべての要素を連続する動きの中に結びつけます。ガストロノミーとアートは並走しながら進化し、単独では生み出せなかった新たな表現を生み出します。
1階 — シェフズテーブル
2階 — レセプション／ギャラリー
3階 — プライベートラウンジ
2階 — レセプション／ギャラリー
3階 — プライベートラウンジ
料理哲学
伝統とは、時をかけて磨かれた革新である。
無常は私たちのリズムです。自然と技、過去と未来、伝統と革新のあいだで呼吸しながら、その調和の中に生きています。食材に触れる最初の瞬間から、皿の上で完結する最後の動きまで、すべての所作は敬意に根ざし、型にとらわれず、素材が持つ個性と余韻を引き出します。
私たちの料理は、世界のアートや音楽、文化の豊かさに触発されながらも、「和食」という調和の哲学を基盤としています。国やジャンルの境界を越え、物語を新たに紡ぎ、時と場所を自由に行き来する料理を目指しています。
クラフトは、私たちを大地と、それを支える人々の手と結びつけます。農家、漁師、猟師、採集者、職人、そしてアーティスト。それぞれの関係が私たちの創造を支える糸となり、仕事の織りを形づくっています。
おまかせは、自然と季節の巡りを辿る旅です。大地と手仕事への賛歌であり、生命の営みを見つめる誘いでもあります。献立は季節と微季に合わせて変化し、研究や協働、持続可能な実践から生まれます。一皿ごとに記憶と感謝が宿り、それを支えた人々への静かな敬意を込めています。
すべては移ろい、変わり続けます。あらゆる表現が呼吸し続け、自然と文化がひとつになる、生きた体験として存在しています。
私たちの料理は、世界のアートや音楽、文化の豊かさに触発されながらも、「和食」という調和の哲学を基盤としています。国やジャンルの境界を越え、物語を新たに紡ぎ、時と場所を自由に行き来する料理を目指しています。
クラフトは、私たちを大地と、それを支える人々の手と結びつけます。農家、漁師、猟師、採集者、職人、そしてアーティスト。それぞれの関係が私たちの創造を支える糸となり、仕事の織りを形づくっています。
おまかせは、自然と季節の巡りを辿る旅です。大地と手仕事への賛歌であり、生命の営みを見つめる誘いでもあります。献立は季節と微季に合わせて変化し、研究や協働、持続可能な実践から生まれます。一皿ごとに記憶と感謝が宿り、それを支えた人々への静かな敬意を込めています。
すべては移ろい、変わり続けます。あらゆる表現が呼吸し続け、自然と文化がひとつになる、生きた体験として存在しています。
ART & EXHIBITIONS
Exhibitions at 81 evolve with the seasons, renewing as the menu changes, a continuous rhythm where culinary and artistic creation move in tandem.
CURRENT
Ouroboros | Past and Future in Simultaneous Dialogue, 2025
81 Grand Opening Exhibition
Our new home in Shirokanedai opens with Ouroboros, an exhibition where time folds in on itself, a meeting between what has been and what is still to come. It brings cycles of creation and reflection into focus through works by formative contemporary artists.
The exhibition unfolds the landscape of art and ritual, where food and art intertwine, each shaping the other’s form and experience. Ouroboros reflects on where we have come from and what lies ahead, revealing 81 as more than a restaurant or a gallery, but as a space where boundaries fade and the futures of gastronomy and art evolve together.
Exhibition Period: Beginning December 2025 through Spring 2026
Exhibiting artists announced soon.
PRIVATE BOOKING
Private events are crafted with the same precision and spirit that define our table.
At our Shirokane home in Tokyo, 81 may be reserved in its entirety for exclusive gatherings, blending artful dining with refined hospitality. We also bring the experience beyond our walls through tailored external catering.
Whether an intimate dinner, corporate celebration, or creative collaboration, each occasion is shaped with care. Every menu is tailored, every detail considered, carrying the full expression of 81 to your moment, in our home or yours.
For external catering inquiries, please contact us below.
For Niseko, please see our dedicated section.
ニセコ｜インホーム・プライベートダイニング
滞在先へ、81の体験をそのままに
東京店のオープンに伴い、81ニセコの通常営業は2025年冬季シーズンを休止いたします。この期間中も、地域への取り組みを大切にし、特別なご要望に応じてニセコでのプライベートダイニング体験を承ります。
私たちについて
81のチームは、世界各地のミシュラン星付きレストランや革新的なガストロノミーの現場で経験を積んだ、国際的に高い評価を受けるシェフたちで構成されています。卓越した技術と芸術的な発想、そして素材への深い敬意を融合させ、ラグジュアリーの概念を再定義するダイニング体験をお届けします。
創設者である**永島剛志（Takeshi Nagashima）**は、スペインの伝説的三つ星レストラン「El Bulli」での修業を経て、独自のビジョンを持つ料理人として81を率いています。 2012年に81を創設し、翌年ミシュラン一つ星を獲得。その後、ニセコの「Acorn」や「81 Diner & Grocery」、「81 Lab」を立ち上げ、さらにヴーヴ・クリコをはじめとするラグジュアリーブランドや国際的フェスティバルとのコラボレーションを重ねながら、伝統と革新を融合させた唯一無二のガストロノミーを確立しました。
**エグゼクティブシェフのパコ・ラ・モニカ（Paco La Monica）**は、コペンハーゲンの「Noma」、バンコクの「Gaggan」、フェロー諸島の「KOKS」など、世界を代表するレストランで経験を積んできました。イタリア料理の伝統から日本の懐石まで、幅広い文化を横断する彼の料理は、類まれな感性と表現力に満ちています。
永島 剛志 ｜ シェフ／創設者
PACO LA MONICA ｜ エグゼクティブシェフ
SOY LOUIE ｜ クリエイティブ＆オペレーション
ALESSIO GORNI ｜ ブランドエンゲージメント
PACO LA MONICA ｜ エグゼクティブシェフ
SOY LOUIE ｜ クリエイティブ＆オペレーション
ALESSIO GORNI ｜ ブランドエンゲージメント
私たちの価値観
食を通じたストーリーテリング
ひとつの食材には、物語・香り・質感・記憶が宿る。
それらを料理という形で語り直すことが私たちの使命です。
自然からのインスピレーション
自然のリズムに寄り添い、そのシンプルさを受け入れながら、驚きの瞬間を引き出します。
素材への敬意と誠実さ
素材の個性を最大限に生かすため、精密さと抑制をもって向き合います。
グローバルに考え、ローカルに生きる
世界の食文化から発想を得ながらも、私たちの根は常にローカルにあります。
土地と人とのつながりの中で、記憶に残る体験を育んでいきます。
ひとつの食材には、物語・香り・質感・記憶が宿る。
それらを料理という形で語り直すことが私たちの使命です。
自然からのインスピレーション
自然のリズムに寄り添い、そのシンプルさを受け入れながら、驚きの瞬間を引き出します。
素材への敬意と誠実さ
素材の個性を最大限に生かすため、精密さと抑制をもって向き合います。
グローバルに考え、ローカルに生きる
世界の食文化から発想を得ながらも、私たちの根は常にローカルにあります。
土地と人とのつながりの中で、記憶に残る体験を育んでいきます。
81の歩み
（文：永島剛志）
2012年 池袋にて「81」創設
2013年 ミシュラン一つ星を獲得
2014年 アジアツアー（シンガポール、上海、香港）開催
2015年 西麻布へ移転
2016年 野外フェス「TAICOCLUB」とコラボレーション
2017年 「Ultra Music Festival Japan」VVIPシェフ就任
2018年 ニセコに「Acorn」オープン
2019年 ヴーヴ・クリコ特別イベント（ニセコ）エグゼクティブシェフ
2020年 パンデミック期における新しい在宅ダイニング提案
2021年 「81 Diner & Grocery」設立
2022年 ニセコ冬季プライベートケータリング開始
2023年 「81 Lab」設立、ニセコ冬季ケータリング継続
2024年 ニセコ冬季プライベートダイニングを進化させ再構築
2025年 「81」白金にて再始動